Blog お家まるごと暖かい。高断熱・高気密な住まい。
Soraieの家づくりのことや建築現場のブログ
「夏の高気密・高断熱住宅」は快適ですよ2 夏の太陽と冬の太陽と日本の住まい
2017.05.10
空間デザイン住宅Soraie/まきび住建では、
岡山市を中心にスキップフロアーを使った意匠デザインから
高気密・高断熱を用いた温度差の少ない快適なパッシブ環境デザインまで、
トータルの空間デザインを目指した家づくりを進めています。
冬はとても気持ちが良くて暖かい太陽も、夏になるとギラギラとまぶしく暑くなります。
これが日本の四季だから・・・冬の寒さをどうやっても防げなかった昔の日本の住まいは
「夏を旨とする。」ずっとそんな時代でした。
軒を深くして夏の高い太陽を遮り、冬の低い太陽は取り込む。
緑を庭に植えて西日を遮り、または木陰をつくり涼をとる。
縁側をつくり外部とのつながりや通風を大きくとる。
意外と日本の昔の家屋は夏のパッシブデザインに優れていました。
断熱材がまだ少ない時代、気密という概念が無い時代でも、
太陽や風の自然の力を最大限コントロールしようとしていました。
こちらは丙川パッシブ体感モデルハウスの3月21日丁度春分の日の
正午ごろの日射の様子です。丁度日射が中間の高さを迎えることですが、
まだ1mほど日射が室内に差し込んでいます。
今の日本の家屋は、「断熱・気密」が良くなり冬の住環境も本当に良くなりました。
なのでヒートショックなどを考えれば「冬も旨とする」必要があり、冬の太陽は
しっかり取り込む必要があるので、あまり軒が深くできません。
丁度1か月後の4月21日の正午ごろの日射の様子です。
すっかり太陽が高くなり、軒に遮蔽されて太陽が入ってこない様子です。
このように、軒を出す事や、庇を取り付ける。ことで太陽をコントロール出来ます。
もちろん手動で簾を上げ下げしたり、シャッターなどでコントロールも有効です。
このように日射をしっかり遮蔽できた「高気密・高断熱の住まい」は、
壁や天井が暑くならない木陰のような・・・そしてエアコンの熱は逃がさず省エネな
快適な住まいを実現することが出来ます。
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