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家づくりの知識
2023.10.20

岡山県の住みやすさは?引っ越すなら知っておきたい7つの魅力

岡山県の住みやすさは?引っ越すなら知っておきたい7つの魅力

近年、主要都市から地方都市へ移住する世帯が増加している中、安定した気候や物価の低さから人気を集めている都道府県の1つが岡山県です。桃太郎やきび団子で有名な岡山県ですが、ほかにはどんな特徴や魅力があるのでしょうか。

 

この記事では、岡山県の住みやすさをはじめとして、基礎データやおすすめ市町村を詳しく解説しますので、岡山県への移住やセカンドライフを考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

 

 岡山県の住みやすさ

まずは、大都市とはまた違ったよい雰囲気を持つ岡山県の住みやすさについて、7つに分けて詳しく紹介します。

 

気候変動が少なく過ごしやすい

岡山県は「晴れの国おかやま」と呼ばれるほど晴れの日が多く、2020年時点で降水量1mm未満の日数において全国1位を誇ります。

 

夏と冬の季節風が中国山地や四国山地を越える際に、大量の雨や雪を降らせてから岡山県に到達するため、到達する頃には雨や雪がほとんど降りません。そのため夏は涼しく、冬は暖かいため、非常に住みやすく過ごしやすい気候といえるでしょう。

 

また、こうした気候の特徴を生かし、白桃やぶどうなどの高品質な果物の生産でも知られています。「清水白桃」や「おかやま夢白桃」果物の女王と呼ばれる「マスカット・オブ・アレキサンドリア」など、これらは岡山県の気候を生かした人気の果物です。

 

災害が少ない

岡山県は、位置する場所のおかげで比較的災害が少なく、災害による影響を受けにくい県といえるでしょう。

 

岡山県は、その四方を中国山地や四国山地、九州山地に囲まれており、大雨・洪水による影響をあまり受けません。加えて、台風が発生したとしても、岡山県に到達する前に既に陸上を通過していることがほとんどなため、勢力が衰えていることが多く、台風による災害の恐れも少ないといえます。

 

また、地震や津波の被害に関しても、地震の数そのものの少なさから、そこまで心配しなくてもよいでしょう。事実、2022年に日本全国で合計1964回の地震が発生していますが、そのうち岡山県で発生した地震はわずか17回と、全国でもトップレベルの少なさを誇ります。

 

交通アクセスがよい

岡山県には多くの鉄道路線が通っているだけでなく、岡山空港や岡山自動車道など多くのアクセス手段があり、遠方への移動もスムーズに行えます。岡山駅と新倉敷駅にて山陽新幹線が停車し、岡山駅ではすべての鉄道が停車します。

 

また、岡山空港までは岡山駅からバスを使うと30分程度で着き、岡山空港からは羽田空港や那覇空港に定期便があるだけでなく、韓国や中国へも訪れることが可能です。

 

加えて、岡山県中部を中国自動車道、岡山県南部を中国自動車道が通っており、自家用車での移動も楽に行えますし、四国へのアクセスも瀬戸大橋を使えばそのまま渡ることが可能です。

 

アウトドアレジャーを楽しみやすい

岡山県は瀬戸内海や中国山地など、自然豊かな環境に囲まれているため、豊富なアウトドアレジャーを楽しめます。海岸沿いでは釣りや海水浴を楽しめ、とくに瀬戸内海に浮かび「アートの島」として知られる犬島では、シーカヤックをはじめとする多くのマリンスポーツを満喫できるでしょう。

 

また内陸部では、中国山地だけでなく吉備高原など緑豊かな土地を活かし、ハイキングや登山を楽しめます。豪渓や宇甘渓のような渓谷の情景に加え、秋にはきれいな紅葉を満喫できるスポットもあり、トレッキングを通して美しい川のせせらぎや山の風情を堪能するのもよいでしょう。

 

食べ物が美味しい

岡山県では、自然豊かな恵まれた環境を生かし、新鮮な食材を使用した、美味しい料理が数多く存在します。たとえば、瀬戸内海で獲れた海の幸をふんだんに使った郷土料理である「ばら寿司」は、その見た目の豪華さから、晴れの日に食べるおめでたい料理として県民に長く慕われているそうです。

 

また、果物王国として知られる岡山県において、旬の果物を使ったフルーツパフェは岡山県内の多くの店舗で味わうことが可能で、岡山県を挙げて推しているフルーツパフェの活気も体験できるでしょう。

 

そのほかにも、生産量全国2位を誇るカキを贅沢に使ったボリューム満点のB級グルメ「日生カキオコ」や岡山県のソウルフードとして愛されている「えびめし」など、多くのご当地絶品グルメを堪能できます。

 

物価が安い

岡山県は、東京や大阪といった大都市と比べ物価が低く、生活コストを抑えつつ大自然を満喫できるおすすめの都道府県といえます。事実、日本経済新聞によると、2021年度の物価水準ランキングで岡山県は全国37位と中国地方では最も安い物価指数となりました。

 

賃貸住宅の空き家率が少し高いことにより、家賃や地価が全国平均と比べ安いことで、都市圏からの移住に非常に適しており、子育て世代などまだまだお金がかかる世帯におすすめです。

 

支援制度があり移住しやすい

岡山県には、他県から移住しようと考えている人向けの支援が多くあります。そのため、移住してから後悔することが少なく、移住後の満足度も高いといえるでしょう。

 

市町村によりますが、移住支援金を支給したり、東京に相談窓口を設けたり、移住体験ツアーを開催することで実際の岡山県での暮らしを体験できたりと、手厚いサポートを受けられます。それだけでなく、医療費の助成制度や保育料の減額のように子育て世代にコミットした制度が充実している点も大きな特徴です。

 

岡山県の基本情報

ここまで岡山県の住みやすさを岡山県の魅力とともに紹介してきました。以下は、人口や治安の観点から、岡山県の基本情報について解説します。

 

人口

令和2年度に実施された国勢調査によると、推計人口は約190万人とされており、全国では20番目に人口が多い結果となりました。市町村別で見ると、ほとんどの市町村で緩やかな人口減少の傾向があるものの、昭和から現在に至るまで大幅に減少しているわけではありません。

 

また、2015年から2020年にかけて、岡山県内の世帯数は3.3%も増加しており、中国地方ではトップの増加率を誇ります。つまり、岡山県に移住してくるファミリー世帯は年々増加しており、今後ますますの発展が見込まれるでしょう。

 

治安

岡山県は、全国平均と比べ犯罪遭遇率は低く、検挙率は高いという調査結果が発表されています。つまり、そのほかの都道府県と比べ犯罪に巻き込まれにくく、犯罪者が捕まりやすい傾向があるといえるでしょう。

 

とくに岡山市では、安全・安心ネットワークと呼ばれる仕組みを民間企業と協力して構築していることで、子どもやお年寄り、ひとり暮らし世帯も安心できるほど、将来的にさらなる犯罪率の低下が見込めます。

 

こうした、県主体の取り組みを積極的に実施している点も、岡山県の住みやすさに直結しているのです。

 

岡山県の住みやすい街

ここからは、岡山県内で住みやすい市町村を市町村別に詳しく紹介します。

 

岡山市

岡山県の県庁所在地である岡山市は、人口72万人と岡山県の中心都市として知られています。主要駅の岡山駅があり、在来線はもちろん新幹線や路面電車まで走っており、同市内にある岡山空港へも簡単にアクセスが可能です。

 

中国地方では最大規模を誇る「イオンモール岡山」が岡山駅の近くにあり、生活に必要なものはすべて市内でそろうため、日常生活で不便さを感じることはないといえます。子育てにおいても、義務教育の間は医療費の助成が受けられるだけでなく、保育所や小中高はもちろん大学院まで揃っており、全国でもレベルの高い教育を受けることが可能です。

 

岡山市へ移住する方に向けて、最大3.3万円の家賃補助や仲介手数料の支援、最大100万円の移住支援金など、さまざまな手厚いサポートが用意されています。

 

倉敷市

岡山県で2番目に人口の多い倉敷市では、約50万人の方が暮らしています。きれいな街並みが残っており、県内でも有数の観光地として賑わっていますが、少し郊外に行くと田んぼや畑といった風情あふれる景色を堪能でき、ゆっくりと落ち着いた暮らしができるでしょう。

 

生活面でも「三井アウトレットパーク倉敷」や「アリオ倉敷」があることで、日常生活で使うほとんどのアイテムを市内で揃えられます。また、倉敷総合病院をはじめとする大規模病院が複数存在しているため、お子さんを抱えるファミリー層でも安心して暮らせるでしょう。

 

交通面でも、8つのJRの駅と4つの高速道路につながるICに加え、瀬戸大橋へとつながる瀬戸中央自動車道も利用できるため、気軽に市外への旅行が可能です。

 

総社市

総社市は、岡山市と倉敷市に隣接する人口約7万人の町で、田舎らしい情緒あふれる街並みだけでなく、都会のような利便性も兼ね備えた町です。

 

1番の特徴は、岡山県内のみならず中国地方でもトップの人口増加率でしょう。岡山県内だけで見ても、ほとんどの市町村において人口減少の傾向があるにもかかわらず、総社市では10年以上人口が増加しています。

 

こうした市の活性化に寄与しているのが、総社市が市をあげて取り組んでいる子育て支援です。「子育て王国そうじゃ」をキーワードに、行政と市民が協力してきた結果、全国でもトップクラスの福祉文化先駆都市として子育て世代の人気を獲得しています。

 

車で10分圏内で生活必需品が揃えられ、子育て助成金はもちろん、岡山駅まで25分で行ける利便性も総社市ならではの特徴でしょう。

 

都窪郡早島町

岡山県内の市町村では最も面積の小さい早島町は、岡山市と倉敷市に挟まれたベッドタウンとして注目を集めており、総社市に続き県内幸福度ランキング第2位を誇ります。大型の商業施設はありませんが、小型商業施設やスーパーがあることや医療機関も複数もあることで、不便さを感じにくい町といえるでしょう。

 

また、主要都市である岡山市や倉敷市にも電車で20から30分以内で行けるため、休日のショッピングも気軽にでき、通勤通学にも便利な立地です。

 

ほかの市町村同様、子育て支援も充実しており、移住してきた新婚家庭に対する商品券10万円分の支援や学校教育費の一部援助など、郊外でもファミリー層が住みやすい街づくりが特徴といえます。

 

浅口郡里庄町

人口約1万人の小さな町である里庄町は、子育てのしやすさや行政サービスのきめ細かさにより、20年間もの間人口をキープしている町です。小さな町でありながら、大手企業や優良企業の工場が多数存在しており、地域の経済や雇用を支えています。

 

子育て支援の面では、幼稚園に無料で通わせることが可能で、中学生までは医療費が無料であることも大きなメリットといえるでしょう。

 

また、国道2号が町内を通っているため、そのほかの市町村へのアクセスが容易にできるだけでなく、国道沿いの商店にも気軽に訪れることが可能です。加えて、車で40分圏内に大型商業施設やレジャー施設が満載なため、ファミリーでの観光におすすめといえます。

 

岡山県の人気スポット

ここでは、岡山県で人気なぜひ行って欲しいスポットを3つ紹介します。

 

ひとつ目は「ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランド」です。倉敷市にある絶景も楽しめるこの遊園地では、サンバショーやビンゴが毎日開催されています。絶叫アトラクションには乗り放題で、夏には無料でスライダープールを楽しめ、大人も子どもも堪能できるおすすめ遊園地です。

 

2つ目は「倉敷美観地区」で、とくにくらしき川船流しがおすすめといえます。くらしき川船流しは、きれいな白璧の街並みをゆっくりと流れる川船に乗りながら楽しめるレジャー体験です。子どもは250円(税込)、大人でも500円(税込)で利用できるため、倉敷市を訪れたらマストで訪れたいスポットのひとつでしょう。

 

最後は「備中松山城」です。国の重要文化財に指定されている天守閣の雲海に浮かぶ幻想的な見た目から「天空の山城」の別名がつけられています。主に秋から春の早朝にかけて見られる、雲海に包まれたその姿は非常に美しく、神秘的な情景を楽しみたい方には欠かせないスポットといえるでしょう。

 

まとめ

岡山県には、ここまで紹介してきたスポット以外にも多くのおすすめスポットが存在します。子育て世代でも安心して暮らせるだけでなく、海と山に囲まれた自然豊かな土地でのびのびと育てることが可能な環境は、岡山県ならではといえるでしょう。

 

物価や地価の高騰から地方へ移住するファミリー層が増えている現在、豊富な子育て支援や交通アクセス、充実した教育機関を通した子育てにはもちろん、残りの余生をゆったりと落ち着いた場所で過ごすにも適した岡山県への移住を考えてみてはいかがでしょうか。

 

また、家族で住める注文住宅を建てることで、より充実した岡山ライフを送るのもよいかもしれません。

 

注文住宅ソライエでは、ワンランク上の性能と自由な発想でデザインされた高性能住宅を提供しています。ぜひお気軽にご相談ください。

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