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家づくりの知識
2023.10.27

注文住宅で中庭のある家を建てるメリット・デメリットを解説

注文住宅で中庭のある家を建てるメリット・デメリットを解説

注文住宅で家を建てるときに、ぜひ中庭を作りたいと希望する人は多いですが、敷地面積や間取りの問題で、理想どおりの中庭を作れるか不安を感じるケースもあるでしょう。

 

注文住宅に中庭を作る場合は、居住する建物のスペースと、中庭のスペースをバランスよく配置することが大切です。

 

この記事では、注文住宅で中庭を作るメリット・デメリットや、中庭のある家を建てるときのポイントについて解説しています。中庭を活用できる具体的なシーンについても紹介しているので、中庭のある家作りの参考にしてください。

 

中庭のある家のメリット

中庭は、建物や外壁で囲まれた庭のことを指します。注文住宅を建てるときに中庭を作るかどうかは、家作り全体に大きく影響します。ここでは、注文住宅で中庭を作る5つのメリットについて、確認してみましょう。

 

家全体が明るくなる

彩光を目的として、中庭を作るケースは多いです。住宅地で隣の家と近接していて、建物同士の距離が取れないと、良好な日当たりの確保が難しいケースもあるでしょう。

 

そこで、中庭を作ることによって、日当たりの問題を解決できる場合があります。中庭に面した各部屋は日の光が差し込みやすくなり、十分な明るさを確保できるでしょう。

 

風通しがよくなる

中庭を設けると家の開口部が増やせるため、通風の面でもメリットがあります。風向きは日によって変化しますが、開口部がたくさんあれば、風向きに合わせて窓を開ける位置を調整できるため、家の中の風通しがよくなるでしょう。

 

防犯面に優れている

中庭には、防犯性を高める効果もあります。道路に面した庭は外から侵入されやすく、大きな窓がある場合は、家の中の様子が見えてしまう可能性があります。

 

その点、中庭は外部から侵入しづらいため、オープンな庭よりも防犯面で優れています。中庭に面した窓は人目に触れにくいので、通風のために窓を大きく開けても、室内が丸見えになる心配が少ないでしょう。

 

平屋などで窓を開けたまま、快適に就寝したいときも、中庭であれば防犯面の不安を減らせます。

 

子どもを安心して遊ばせられる

道路に面していない中庭なら、子どもが外遊びをするときも安心です。庭の目の前に道路があると、ボールを追いかけて子どもが道路に飛び出してしまったり、ちょっと目を離したすきにいなくなってしまったりするおそれがあります。

 

しかし、中庭は基本的に建物に囲まれているため、子どもが急に敷地外へ出てしまう心配は少ないでしょう。子どもと公園に行くと、動き回る子どもを見失わないように追いかけるのが大変ですが、中庭なら目の届く範囲内で子どもを遊ばせられます。

 

自然を身近に感じられる

中庭に植物を植えれば、自然を感じながら生活できます。芝生やたくさんの木がなくても、花や小さめの木など、ちょっとした植物が中庭にあるだけで、自然と身近に接した生活ができるでしょう。

 

設置する植物によって中、庭全体のイメージもガラッと変わるので、家の雰囲気に合わせて植物を選んでもよいでしょう。

 

中庭の草むしりや手入れに手間をかけたくない場合は、タイルデッキやウッドデッキにすれば、管理の手間を大幅に減らせます。中庭で植物を育てるのであれば、中庭の一角に外水栓を設置すると便利です。

 

中庭のある家のデメリット

中庭には生活を豊かにするメリットが多くありますが、その一方でデメリットもあります。注文住宅で中庭を作る5つのデメリットについて解説するので、メリット・デメリットをよく比較して、中庭のプランを検討しましょう。

 

コストが高くなる可能性がある

中庭を作ると、建築費用が高くなる傾向にあります。理由として、中庭をつくるために家の凹凸が増えるほか、設置する窓の数も多くなるためです。

 

家の形は、長方形など単純な形であるほど凹凸が少なく、表面積が少ないので、建築費用を抑えられます。それに比べて、中庭のある家はコの字やロの字型でつくられることが多く、壁の面積が広いため、外壁代が増えるでしょう。

 

また、窓の数も全体的に多くなり、中庭に面した窓を大きくするための費用もかかるため、その分の建築費用がプラスになります。

 

注文住宅で中庭を作りたい場合は、予算内で中庭の設置が可能かどうか、ハウスメーカーによく相談したうえで計画を進めましょう。

 

冷暖房の効率が落ちる

中庭のある家は窓が多くなるぶん、断熱性は窓の少ない家と比べて劣ります。中庭に面した大きな窓から熱が逃げていってしまうので、冷暖房の効率が悪くなり、光熱費が想定よりも高くなってしまう場合があるでしょう。

 

中庭を希望するときは、断熱性を高めるための対策についてもハウスメーカーに相談することをおすすめします。

 

たとえば、複層ガラスの窓は断熱性をアップさせるのに有効です。アルミ製のサッシに比べて、断熱性が非常に高い樹脂サッシを複層ガラスに組み合わせれば、さらに冷暖房の効率改善が期待できるでしょう。

 

生活動線が長くなる

中庭を中心にして間取りを決めると、生活動線が長くなって、実際に住んでみると不便に感じるケースがあります。

 

たとえば、中庭を作って建物をロの字やコの字型にした場合、中庭を通れば部屋同士の行き来が楽になりますが、天候の悪い日や寒い日などは、中庭に出ること自体が難しいでしょう。

 

結果的に、目的の部屋まで中庭を迂回してぐるりと回って行くことになり、家事の効率が悪くなる可能性があります。

 

居住スペースが狭くなる

土地の広さが十分にある場合は、中庭を作っても建物面積への影響は少ないでしょう。しかし、土地が狭い場合は、中庭を設けるために居住スペースを削る必要があるでしょう。

 

限られた土地面積で中庭を作るには、部屋数を減らしたり部屋を狭くしたりして、建物面積を調整しなければならないケースもあります。中庭を優先したことで居住スペースが足りなくなり、生活に支障が出てしまわないように、本当に中庭が必要か今いちど検討しましょう。

 

湿気や熱がこもりやすくなる

中庭は家の壁で囲まれたスペースなので、空気の流れが滞留しがちです。そのままでは熱や湿気がこもりやすいため、設計の段階であらかじめ対処しておくのもひとつの方法です。

 

ロの字型の建物に囲まれた中庭は、とくに熱や湿気が溜まりやすく、風通しを工夫する必要があります。また、エアコンの室外機を中庭に設置すると、室外機から発生した熱が中庭にとどまってしまうので注意してください。

 

湿気対策としては、中庭の水はけをよくすることが大切です。雨水が中庭に溜まらないように、水を外へ流すための逃げ道を作るなど、しっかり対策を施しましょう。

 

中庭のある家の間取り

注文住宅で中庭を作るにあたって、どのような間取りにすればよいか迷っている人もいるでしょう。中庭のある家で、主に採用されている3つの間取りを紹介します。

 

コの字型

コの字型の造りは、中庭の3面が家の壁で囲まれているタイプです。1面だけ外に面しているので、適度な開放感があり、ロの字型に比べて中庭に風が通りやすいというメリットがあります。

 

壁で囲まれた中庭は日陰ができやすいですが、コの字の凹んだ形状にすることで日の光が中庭に入りやすくなり、中庭に面した部屋も明るくなるでしょう。また、家の中からだけでなく外からも出入りが可能で、中庭でDIYやガーデニングをしたいときにも便利です。

 

ロの字型

ロの字型は、中庭の4面を建物で囲んだ間取りです。中庭が外からまったく見えないため、プライバシーを守るのに適した設計でしょう。

 

外部から侵入しづらいので、防犯面のメリットもあります。中庭に入れるのは家の中からのみで、基本的に外からは中庭へ入れません。

 

中庭に出れば、反対側にある部屋までショートカットして行けますが、中庭を通過しない場合は、屋内を遠回りして移動する必要があります。

 

L字型

L字型は、中庭が家の壁に2面だけ接しています。外に向かってオープンになっているので開放感はありますが、外からの視線が気になる人には向いていない間取りです。

 

ただし、コの字やロの字型と比べて、狭い土地でも中庭の面積を広めに取れるというメリットはあります。

 

中庭のある家の活用例

注文住宅で家を建てるときに、中庭のある生活に憧れて、中庭の設置を強く希望する人は多いです。中庭が実際にどんなシーンで活用されているのか、4つの具体例を紹介します。

 

アウトドアリビング

リビングに面した中庭をウッドデッキやタイルデッキにすることで、アウトドアリビングとして空間を活用できます。リビングと中庭の高さを揃えて、開口部が大きい掃き出し窓を設ければ、リビングと中庭の空間が一体となり、開放感のあるスペースにできるでしょう。

 

中庭のウッドデッキやタイルデッキにアウトドア用のテーブルセットを用意して、バーベキューを楽しめるのも魅力のひとつです。道路から見えない中庭なら、人目が気になることもありません。中庭に照明を設置すれば、日中に限らず夜でもバーベキューができます。

 

友人や家族と中庭に集まってワイワイ楽しむのはもちろんのこと、デッキチェアを置いて静かに読書をしたり、ハンモックを吊るしてリラックスした時間を過ごしたりと、アウトドアリビングには幅広い使い道があります。

 

子どもやペットの遊び場

中庭は、子どもやペットが遊ぶのにぴったりのスペースです。公園に行く時間を取れないものの、少しでも外でのびのび遊ばせたいというときにも、中庭は大活躍します。

 

中庭から道路に出られない造りになっていれば、急な飛び出しの心配がないので、家事の合間に子どもやペットの様子を見ながら遊ばせることもできます。

 

夏の暑い時期には、中庭にビニールプールを出してプール遊びをするのもおすすめです。家の壁で囲まれた中庭は、外部からの視線をさえぎってくれるので、子どものプール遊びも安心して思いきり楽しめるでしょう。

 

中庭で遊んだ後は足が汚れてしまうため、子どもやペットの足を洗えるように、中庭に洗い場を設置しておくと便利です。

 

ガーデニング

ガーデニングを趣味としている人にとって、中庭は自由に空間を使うことができる魅力的な場所です。中庭では、家庭菜園で野菜を育てたり、季節ごとに咲く花を植えたり、自分のペースでゆったりと植物のお世話ができるでしょう。

 

外に植物を置くスペースがない家では、室内で観葉植物を育てるのが精一杯というケースもありますが、中庭があればガーデニングを思う存分楽しめます。

 

物干しスペース

洗濯物を干す場所は、家の構造によってベランダであったり、サンルームであったりと、さまざまです。洗濯物をしっかり乾かすために外に干したいという場合は、中庭を物干しスペースとして活用してはいかがでしょうか。

 

洗濯物を人目につきやすい場所に干すと、干してある洗濯物から家族構成や生活ペースが推察されてしまうため、防犯面で不安を感じる人もいるのではないでしょうか。

 

中庭なら壁で囲まれていて外側からは見えないため、屋外に洗濯物を干せるだけでなく、洗濯物を他人に見られてしまうのを避けられます。

 

洗濯機の設置場所と中庭の配置、洗濯物を取り込むときの動線を意識して間取りを考えれば、効率よく洗濯干しの作業や取り込み作業ができるでしょう。

 

中庭のある家で失敗しないコツ

中庭は平屋でも二階建て以上でも作れますが、住み始めてからの利便性を考慮して間取りや設備を決めないと、後になってから問題が起きてしまうケースもあります。

 

イメージどおりの中庭を実現できるように、注文住宅で中庭を作る場合のポイントについて確認しておきましょう。

 

中庭が作れる敷地か確認する

中庭を設けるには、そのための面積を確保しなければなりません。土地の坪数などによって、中庭にどれくらいのスペースを割けるかは変わってきます。

 

狭小住宅の場合は、中庭を作ることで居住スペースが狭くなり、窮屈な暮らしになってしまう可能性もあるでしょう。

 

広い中庭は開放感があってイベントも楽しめる空間ですが、中庭を優先しすぎると、どうしても居住スペースに影響が出てしまいます。中庭面積と建物面積のバランスを考えながら、全体の設計を決めていくのがおすすめです。

 

間取りを慎重に決める

中庭がある家の間取りは、コの字やロの字、L字の形状が多いです。選択する間取りによって生活スタイルが左右されるといっても過言ではないので、間取りを決めるときは慎重に進めましょう。

 

中庭は家の中心部に配置されるケースが多く、リビングやダイニングなど、家族の共有スペースが中庭に面した位置になっている間取りが一般的です。明るい日差しが入ってくる中庭に面したリビングやダイニングは、家族が一緒に過ごすのにぴったりの空間でしょう。

 

しかし、キッチンや浴室、トイレなど、生活するうえでよく使う場所をうまく配置しないと、室内の移動距離が長すぎてストレスになってしまう可能性があります。

 

たとえば「トイレが中庭を挟んで反対側にあって遠すぎる」「中庭を通れば近いけど移動のたびに中庭に出るのは面倒」といったケースはよくあります。

 

住み始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、実際の生活動線をイメージしながら間取りを考えましょう。

 

排水場所を確保する

中庭には雨水などの水気が溜まりやすく、とくに4面が壁に面しているロの字型の中庭は、注意が必要です。水の逃げ場がないと湿気が溜まり、カビやコケが生える原因になります。また、虫が繁殖してしまい、悩まされる場合もあるでしょう。

 

近年は、ゲリラ豪雨で短時間に多量の雨が降ることもあります。そのため、中庭から家の外に向けて、排水するための設備を整えることが望ましいでしょう。

 

また、排水管を設置した場合は、ゴミや落ち葉などが詰まると、排水機能を果たさなくなってしまいます。

 

排水管を太めのものにすると詰まりにくくなりますが、詰まりがひどいときは、業者に依頼して掃除してもらわなければならない場合もあります。排水管は日常的にチェックして、落ち葉などが詰まっていないか確認しておきましょう。

 

こまめに手入れをする

中庭全体のメンテナンスも必要です。壁で囲まれた中庭は、飛んできたゴミや落ち葉などが溜まりやすいため、きれいな中庭をキープするにはこまめな掃除が必要です。

 

土のまま仕上げた中庭や、芝生のある中庭は、生えてきた雑草をそのままにしておくと虫が発生する原因になるので、こまめに草むしりをしなければなりません。

 

中庭の草むしりや手入れにそこまで時間をかけられない場合は、中庭全体をウッドデッキやタイルデッキにすると、雑草が生い茂る心配がなくなり、メンテナンスの手間をぐっと減らせるでしょう。

 

ウッドデッキやタイルデッキも屋外にあるものなので、手入れの手間が少ないとはいえ、汚れは自然についてしまいます。年に数回は、溜まった汚れをしっかり落とすようにしましょう。

 

まとめ

中庭のある家を建てるには、ハウスメーカー選びが重要です。中庭の施工を多く手がけていて、希望に合わせたプランを提案してくれる施工会社を選びましょう。

 

まきび住建の「空間デザイン住宅Soraie」は、気密性と断熱性に優れ、中庭のある家にぴったりの高性能住宅をご提案します。

 

「Soraie」の高性能住宅は、独自の技術で建物の気密性を高め、さらに断熱性の高い樹脂窓を採用しているため、開口部が多い中庭のある家の冷暖房コストを抑えられます。

 

自由設計で間取りを自由に決められるので、お客様のライフスタイルに合わせた設計が可能です。ご相談・ご質問は、お問い合わせフォームまたは電話でも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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