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家づくりの知識
2023.10.18

家のメンテナンスは計画的に実施しよう!住宅の耐用年数や長期優良住宅の維持管理について

家のメンテナンスは計画的に実施しよう!住宅の耐用年数や長期優良住宅の維持管理について

家の購入を検討している方のなかには、メンテナンスや定期点検のタイミングを把握していない方がいるのではないでしょうか。家のメンテナンスについて、まずは一般住宅の耐用年数や家を長持ちさせる方法を確認しましょう。

 

そこで本記事では、家のメンテナンスの重要性やメンテナンスのタイミング、一般住宅の耐用年数をご紹介します。そのほか、長期優良住宅のメンテナンスについても解説しているので、長期優良住宅の購入を検討している方もぜひ参考にしてください。

 

家のメンテナンスがなぜ重要なのか

家を購入する際、メンテナンスの重要性を理解しておきましょう。ここでは、なぜ家のメンテナンスが必要なのかを解説します。

 

どんなに優れた家も経年劣化は避けられない

家のメンテナンスが欠かせない理由は、どんな家も経年劣化を避けられないためです。どれだけ品質の高い素材や施工技術を使って建てられた家であっても、徐々に劣化してしまいます。

 

劣化原因は、風雨や紫外線、湿気、虫害などさまざまです。金属はサビなどの影響を受けやすく、内装の床や壁、設備などは摩耗により劣化しやすいです。

 

また、経年劣化に対してのメンテナンスでは、塗装の補修や防水の施工、設備の点検・修理などを行う必要があります。これらのメンテナンスを怠ると、劣化を進行させ修復が難しくなってしまうでしょう。

 

快適に長く住み続けるにはメンテナンスが必要不可欠

家を長期間にわたって快適に利用し続けるためには、定期的なメンテナンスとケアが不可欠です。家のメンテナンスにより、大きな損傷を未然に防げる可能性があります。

 

家のメンテナンスを欠かさないことで、結果的に家の寿命を延ばせるでしょう。定期的に小さな損傷を修復すると、大きな損傷に対する修復費用を抑えられる可能性もあります。

 

また、家の劣化や故障箇所があると、室内の環境が悪化してしまいます。たとえば、断熱材の劣化や窓のシール不良があると、室内温度の調節がしにくいです。

 

定期的なメンテナンスは、住宅の資産価値を維持したい場合にも重要です。良好な状態を保っている住宅は、将来的な売却や賃貸の際に有利な条件を築けます。

 

一般住宅の耐用年数

家のメンテナンスについて、まずは一般住宅の耐用年数について知識を深めていきましょう。ここでは、耐用年数についての説明をはじめ、住宅構造別の耐用年数を紹介します。

 

耐用年数とは

住宅の耐用年数とは、建物がその本来の機能を維持し、安全性や機能性を保ちながら利用できる期間を指します。耐用年数は、建物の品質やメンテナンスの度合い、地域の気候条件などに影響を受けやすいです。

 

ただし、耐用年数は一般的な目安であり、建物の状態や管理方法によって異なります。適切なメンテナンスや修繕を行うことで、建物の寿命を延ばすことが可能です。一方で、適切なケアが行われない場合、耐用年数よりも早く劣化や損傷が進行する恐れがあるでしょう。

 

耐用年数の種類

一般住宅の耐用年数には、法定耐用年数・物理的耐用年数・経済的耐用年数の3種類があります。ここでは、3種類の耐用年数について解説します。

 

法定耐用年数

法定耐用年数は、法律や建築基準などで定められた、その建物を安全に使用できる期間です。国や地域によって異なる場合がありますが、多くの国で建築基準法や住宅の法規によって規定されています。

 

法定耐用年数の設定は、建物が安全かつ適切に使用されるために必要な期間を考慮して行われます。法定耐用年数が到来すると、経年劣化や老朽化によって、建物の安全性や機能性が大幅に低下してしまう恐れがあるでしょう。

 

ただし、法定耐用年数はあくまで最低基準であり、建物の適切なメンテナンスや改修を行えば、法定耐用年数を超えて安全に使用できるケースもあります。法定耐用年数が到来する前に、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。

 

物理的耐用年数

物理的耐用年数は、一般住宅や建築物が物理的な劣化や老朽化によって、その機能や構造が維持される期間です。つまり、建物が自然の影響や使用による摩耗などに耐えて、その状態を保ち続けられる期間を指します。

 

物理的耐用年数は、建築物の品質や材料、施工技術、環境条件などによって大きく影響を受けやすいです。

 

経済的耐用年数

経済的耐用年数は、その建物が経済的に有用であり、維持・管理にかかるコストを考慮して使用できる期間です。建物の種類や品質、地域の不動産市場の状況、建物のメンテナンスの度合いなどによって異なります。

 

住宅価格が安定している地域では、経済的耐用年数が長くなる可能性が高いです。一方で価格の急激な変動がある地域では、経済的耐用年数が短くなる可能性があります。

 

建物の経済的耐用年数を延ばすためには、定期的なメンテナンスや改修を行い、建物の価値を維持することが重要です。

 

住宅構造ごとの耐用年数

一般住宅の構造は、大きく分けると木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の3つがあります。木造住宅の法定耐用年数が22年、物理的耐用年数が50年〜100年超です。

 

また同じ木造住宅でも、メンテナンスの頻度などによって物理的耐用年数が異なります。フラット35基準の木造住宅は50年~60年、劣化対策等級3の木造住宅は75年~90年、長期優良住宅認定の木造住宅は100年超です。

 

軽量鉄骨プレハブ造の法定耐用年数は、同じ鉄骨造でも鉄骨の厚さによって耐用年数が異なります。

 

鉄筋コンクリート造の法定耐用年数は、47年です。鉄筋コンクリート造の住宅は、縦方向と横方向のどちらの圧力にも十分に耐えられる構造であり、耐震性に優れているため、さまざまな構造のなかでも耐用年数が長いです。

 

長期優良住宅もメンテナンスは必要?

長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態を保ち続けるための措置を行う必要がある住宅です。ここでは、長期優良住宅のメンテナンスが必要なのか、どれくらいのタイミングで点検を行うべきかなどを解説します。

 

定期点検とメンテナンスが義務付けられている

長期優良住宅は、維持保全計画書をもとにした定期点検や調査、修繕、改良が義務化されています。実施したすべての点検・修繕・改良の内容は、次回の点検に役立てるために調査記録として保管することが重要です。

 

少なくとも10年ごとの点検が必要

長期優良住宅の点検期間は、建築後の30年以上行う必要があります。点検頻度は、少なくとも 10年ごとに行わなくてはいけません。そのほか、地震および台風時に臨時点検を行ったり、住宅の劣化状況に応じて維持保全計画を見直したりします。

 

点検時のポイント

長期優良住宅を点検する際、屋根や床下、基礎、天井裏、外壁、設備のポイント別にチェックしましょう。屋根は紫外線や風雨などの過酷な環境にさらされやすく、万が一雨漏りしてしまうと深刻なダメージを受けてしまいます。

 

建物を支える床下や基礎ですが、目にする機会がないため、不具合があっても気づきにくい場所です。床下の点検では、シロアリの有無やヒビ、錆び汁、配管からの漏水などをチェックします。

 

天井裏は、雨漏り跡や金物の緩みなどの不具合が見つかりやすい場所です。点検せずに放置してしまうと大きな問題に直結します。高くて暗い場所なので、安全に配慮しつつ、丁寧に点検することが大切です。

 

外壁は、屋根と同じく紫外線や雨風などの過酷な環境にさらされてしまいます。点検する際には、外壁のヒビ割れや変色、シーリングのヒビ割れ、カビやコケの有無などを確認します。

 

また換気扇や洗面台、キッチンなどのさまざまな設備の点検も大切です。普段目にする箇所だけではなく、洗面台やキッチンであればシンク下の排水管の水漏れチェックなどを行う必要があります。

 

点検とメンテナンスを実施するハウスメーカーが安心

家のメンテナンスを重視している方は、点検を実施しているハウスメーカーに依頼すると安心です。たとえば、有限会社まきび住建は、無償点検や設備・建具保証などをサポートしているため、結果的にメンテナンスにかかる費用を削減できる可能性があります。

 

定期点検とメンテナンスを行わなかった場合

もし定期点検やメンテナンスを行わなかった場合、どのような問題が起こるのか把握しておきましょう。ここでは、長期優良住宅のメンテナンスを怠ると起こる問題を紹介します。

 

長期優良住宅の認定取り消し

長期優良住宅のメンテナンスを行わないと、長期優良住宅の認定が取り消される恐れがあります。また、補助金の返還を求められるケースもあるため、長期優良住宅の建築に補助金を利用した方は注意しましょう。

 

虚偽の報告は30万円以下の罰金

長期優良住宅のメンテナンスを怠っているのにも関わらず、報告しなかったり、虚偽の報告をしたりすると、30万円以下の罰金が発生する恐れがあります。長期優良住宅のメンテナンスを行わなくなったら、早期に報告することがおすすめです。

 

メンテナンスのタイミング

家のメンテナンスの頻度は、建ててから10年ごとに行うケースが一般的です。ここでは家のメンテナンスについて、築10年・築20年・築30年の3つのタイミングに分けて紹介します。

 

築10年

築10年のメンテナンスでは、外壁や屋根の塗り直し、シーリングの打ち替えなどを行います。壁紙の耐久年数は約10年であるため、壁紙の色あせや浮きなどが見られれば、外壁や屋根の塗り直しなどと同時に、クロスも張り替えましょう。

 

また、防水塗料やシロアリ対策用の塗料は、築5年〜10年で効果がなくなってしまいます。そのため、築10年のメンテナンスでは、あらためてシロアリ対策を行わなくてはいけないケースがあります。

 

築20年

築20年近く経つと、給湯器や排水管などの水回り設備、空調設備などに故障が見られる恐れがあります。水が詰まる感覚がある、お湯が出るまで時間がかかる、などの不具合があれば、修理や設備の交換を行いましょう。

 

築30年

築30年近く経つと、フローリングの張り替えが必要になったり、キッチンや浴室などの故障が目についたりする恐れがあります。古くなった設備の一部をなおすよりも、新商品に買い替えたほうがコストを抑えられるケースもあるでしょう。

 

また住人の老化により、階段の上り下りやひとりでの入浴が難しくなることもあります。その場合、メンテナンスだけでなく、バリアフリー化や二世帯住宅への改装による水回りの増設などにコストがかかってしまいます。

 

家を長持ちさせる方法

建築した住宅で少しでも長く快適に過ごすには、長持ちさせるポイントを把握しておくことが大切です。ここでは、家を長持ちさせる方法を3つ紹介します。

 

湿気や害虫への対策を講じる

湿気や害虫の影響は、建物の劣化を早める恐れがあります。湿気は建物の木材や鉄骨を劣化させる原因となり、害虫は建物の木材や構造を傷つけてダメージを拡大する原因となるので注意が必要です。

 

湿気対策では、室内の湿気を外に排出するために、定期的な換気を行うことが大切です。窓や換気扇を使って、室内の空気を入れ替えましょう。そのほか、断熱材を使って結露の発生を防いだり、防湿材や防湿シートを使用して湿気の浸入を防いだりする方法があります。

 

害虫対策では、木材を土壌から離して配置するなどのシロアリの侵入経路を遮断する予防策が重要です。定期的な点検を行い、早期に害虫の侵入を発見できれば、その都度対応できます。

 

不具合は早期に修理する

建物内外で発生する不具合や故障は、放置するとより大きな問題を引き起こす恐れがあります。早期発見して修理を行うことで、そのリスクを防げるでしょう。

 

小さな不具合を早期に修理すると、大きなダメージの修理にかかる高額な費用をあらかじめ防げます。結果的に、メンテナンス費用の節約にもつながります。

 

また、不具合に対し早急な対応を行うことで、壁や天井のひび割れ、階段の緩みなどの人の安全に関わる問題を未然に防げるでしょう。

 

アフターフォローの充実したハウスメーカーを選ぶ

家を長持ちさせたい場合、ハウスメーカー選びからアフターサービスやサポート体制に着目することが大切です。建物が完成した時点がゴールではなく、そのあとに安全に暮らしていくためのメンテナンスや修繕が必要になります。

 

アフターフォローが充実したハウスメーカーの場合、保証期間内に不具合が生じても、すぐに対応してくれるケースがほとんどです。DIYで手直ししたり、新たな業者に依頼したりするよりも、コストを抑えながら的確に修復できるでしょう。

 

まとめ

長期間にわたって快適に過ごせる家を建てたい場合、建てる家のつくりだけではなく、建築後のメンテナンスに着目することが大切です。定期点検やメンテナンスを行うことで、耐用年数よりも長持ちさせられる可能性があります。

 

有限会社まきび住建では、住宅の長期保証・点検システムを導入しています。国土交通大臣指定保険法人は15年保証ですが、自社ではさらに25年まで延長が可能です。設備機器や建具なども保証対象となっているので、アフターフォローを重視している方はぜひご相談ください。

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